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新規募集

半年ぶりの更新になってしまいました。
昨年度の後半は受験生が多かったこと、アルバイトで頑張ってくれていた子が卒業するなどで非常に大変だったのですが、終わってみると生徒が一斉に卒業や引っ越しなどで減ってしまいました。
「ちょっとこれはまずいかな・・・」と思っていたところに新規の申し込みが何軒か。
卒業された生徒のご家族の方が紹介してくださったようです。
未だに宣伝PRの類はHPのみ、という方針でやっていながら
こうやって紹介して頂けるのは嬉しい限りです。
かなり昔に卒業した生徒の紹介というのも先日ありました。
人の縁というものを大切にしなければ、と思う次第です。
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進路

夏期講習も半ばにさしかかっています。受験生の子達は大変そうです。
また、今日まで高卒認定試験があり、チアサポートスクールの子達が二人受験しています。

私たちは勉強教えるのが仕事ですし、受験指導だとまず合格するためのノウハウを伝えることが第一の仕事になります。
ただ、それでも気をつけているのは、進路を偏差値やランクだけで選ぶのではなく、自分のやりたいこと、将来の夢に繋がるような形で選んでいく、という点です。

長年やっていると卒業した子達も大勢いますし、就職して凛々しいスーツ姿を見かけたり、突然「結婚しましたー」と言われてみたりすることも増えて来ました。
塾は卒業してしまえばその子の今後の人生に関わっていくことはできませんが、みんなそれぞれに自分の人生を歩んでいくんだということはそのたびに考えてしまいます。
将来の長い人生にわたってプラスになるような選択を選ぶ手助けをしてあげられただろうか、という点ですね。

もちろん、中高生のうちから将来のビジョンを思い描いている子はそう多くはありません。そういった子達には出来るだけ視野が広く取れて人生の選択肢が広がるような道を勧めるように心がけています。
進路やおおまかな希望が決まっている子の場合、そのために今何が必要なのか、何をしなければいけないのかを出来るだけ具体的に示します。ちょっと大げさですが、「夢」と現実との間の橋渡しのような意味もある仕事だと思っています。

まあ、重たいだけでなく嬉しいこともあります。
基本的にアークは数学が苦手で来ている子が多いので、中々理系を選択してくれる子が少ないのですが、今年は理系を選んだ高校生が結構います。しかも女の子が多い!
1人の子は先日「宇宙関係の学問をしたい」という旨教えてくれました。自分も宇宙大好き人間ですので非常に嬉しかったですね。
もちろん、理系として必要なことを伝え、夢が継続できるようにしないと、とは思うわけですが。

進路といえば、意外な形で生徒のその後を知ることもあります。
チアの学習会でもお話しましたが、最近の極めつけはアナウンサーでしょうか(笑)迷惑がかかりそうなので名前は出せませんが、ネットでも結構評判が良いようで、意外やら嬉しいやらです。
有名人になったから、というわけではなくて、その子は人前に出るどころが学校で発表とかするのもためらうようなおとなしい子だったからです。
大学での四年間でどんな心境の変化があったのかは判りませんが、あの子が立派に頑張っている姿を見ると、こちらも勇気付けられますし、子供の将来って無限に可能性があるんだな、と思います。

子供達の将来をより高く、広いものにしてあげられたら、と思う次第です。

夏期講習

夏期講習が始まっています。お勧め参考書の予告記事なども書きたいところですが
中々ままならないです(><)

今年はチア・サポートスクールとアークアカデミーの夏期講習を二本立てで行っています。
午前中をチアサポートスクール、午後をアークアカデミーに振り分けているので
授業後サポートスクールの子供達が御弁当を食べ終わるとアカデミーの子供達が来る、みたいな状況です。
でも、この不況時に仕事が忙しいということは感謝しなければいけないところでしょうね。

サポートスクールの夏期講習は15日間に圧縮させて貰い、残った午前中の日時で数学特別講座を募集したところ、非常に多くの申し込みを頂きました。午前中枠を使うはずが収まりきらず、一部の子には午後に相当枠を組んで移動して貰ったほどです。

アークは基本学習全般の指導まで含めた個別型の学習塾、というスタイルなのですが、こうした特定の科目に特化した学習塾、という形態も結構需要はあるように思います。ただ、要望が多い理由が、「数学が苦手だから」というのが非常に多いというのが気になるところ。
勉強の中で数学がネックになっている子が非常に多い反面、昔に比べて数学が得意な子にあたることが少なくなっています。これもゆとり教育の遺産なのでしょうか。

数学は、実生活とは無関係な科目であると思われている方も多いかもしれません。確かに個々の演算の手法や解き方を日常生活で活用する機会はあまりでしょう。

しかし、これは生徒や保護者の方にも強調しているのですが、数学を解く力は
問題の要点を見抜く。
条件や範囲を客観的に把握する。
与えられた条件から解法へ向かう道筋を模索する。
といった力を必要とします。実生活で、様々な問題がこじれたとき、要点や本質を見抜く資質は必要ですし、状況を客観的に把握することも解決への糸口になります。さらに、与えられた条件を満たしながら解決策を探していく、という過程は物事を運営したりしていく上で必須の能力のはずです。

私は理数系なので、「数学は役に立たない」という意見にはいくらでも反論が出てきます。ですが一ついえるのは、苦手な子が数学をある程度できるようになることも必要ですが、苦手が克服されたとき、あるは本来数学が得意な子である場合でも、さらに数学を深く勉強して欲しい、ということです。
数学の本質的な有効性というか、その人の人生にどう役立つのか、という部分は、得意科目として体得していってこそ見えるものだからです。

以前、夏休みは不得意科目だけでなく得意科目も伸ばすべきだ、というお話を書きましたが、個人としては数学が得意な子はさらにその能力を伸ばして、今後の人生に役立てて欲しい、と思っています。

ミス!

ついさっき気付いたのですが、下書き状態の記事をそのままのっけてしまっていました。
「都立生 理系のための~」というやつです。
出来れば参考書の紹介などもしたいと思い止めていたので近日中に書き上げます。
なんかブログ拍手まで頂いていたのに申し訳ないです(--)

数学の立て直し 都立受験編

ちょっとブログの間が開きかけました。危険ですね。
先日参加させていただいたチアの学習会の話もしたいところですが・・・
とりあえず本業のお話を。

夏は数学が苦手な子にとって力を立て直す最後のチャンスです。学習塾に缶詰めになるのも結構ですが、自分が
「なぜ数学がとれないのか」
をきちんと把握してから学習するほうががむしゃらにやるより効果的でしょう。

都立受験に限らないのですが、数学が思うようにいかない子は、おおむね以下の三つに分けられます。

1計算が遅い、正確でない
前も述べましたが、数学の入試問題というものはいくつかの計算の積み重ねです。都立の共通問題の場合、大問1の計算は簡単なのですが、後半の問題で要求される計算力は結構なものです。ですので、大問1レベルの計算を基準にトレーニングをしていると、後半の大問で非常にてこずる事になります。

こうした計算が苦手な子の場合、どのジャンルが苦手なのかを見極めてから集中的に対策をとる必要があります。
お勧めは、10問程度の計算テストの繰り返しです。ただし、解いたらすぐ自己採点して、間違いは直しをしてからもう一度。全問正解するまで初めからまた繰り返す・・・という手法です。
一見時間の無駄のようですが、計算が苦手な子の場合「正解が一度出せたからといって安心はできない」側面がありますので、決して時間の浪費ではありません。解けた問題をもう一度解くことからでも、理解を深くしたり、より簡便な手順を見つけたりという成果が生み出せる可能性があります。
このように10問を完璧にこなすことを日々、一か月繰り返すことで、計算力は飛躍的に高まります。

お勧めの参考書ですが、まず苦手分野を見つけるのにはこの本が良いと思います。


計算量は豊富とは言えませんが、丁寧なジャンル分けと各ページ毎に段階別に分かれている点が使いやすいです。計算のページの場合大体4~6問かける3ぐらいの量ですので、日々使えば一か月程度で終わらせられます。

苦手分野を見つけた場合は

ですと大体共通問題で要求されるレベルの計算が載っています。
計算だけでなく他にも良問が多いですのでお勧めの問題集です。

あとはちょっとマイナーですが

こちらはそのものズバリ、の問題集です。若干内容が古いのが欠点ですが。ゆとり解消で現時点では逆に使える問題集になるかもしれません。

2解法が思い浮かばない、どこから手をつけて良いかわからない
こちらはもっと厄介かもしれません。問題が求めているもの、つまり出題者の意図が読み取れない、という可能性があるからです。その原因は、国語力の問題である場合もあります。
 
ちょっと話がそれますが、国語は文系科目、というのはある意味大きな誤解です。相手の意図をくみ取ったり要点を見出したりする作業は多分に数学的ですし、問題文が求めているものを読み取るためには、国語力が必須となります。国語力が全ての学力の基礎になっていると唱える講師も多数います。
 
さて、こうしたお子さんの場合はまず「問われているものは何か」と「与えられた条件は何か」について問題分に線を引くような作業から入ると良いと思います。これも繰り返し言われることですが、実は難しい。
やみくもに線だけ引いて、計算よりもアンダーラインのほうで問題が真っ黒になっている子をたまにみかけますが、それでは意味がありません。

中二の証明で学ぶ「仮定と結論」。これがどんな問題を理解するにも当てはまる手法です。問題文を見たら、まず仮定と結論だと思われる部分を探し、強調(アンダーライン)することを、解法のとっかかりとすると良いと思います。

問題の「仮定と結論」が見分けられるようになったら、こうした問題集を使いましょう。

なんかタイトルがそのものズバリですが、入試に頻出する「ちょっと難問」程度の問題を細かくわけて載せていますので、特定の苦手ジャンルだけ見てみても速攻性があります。

上で紹介した「入試に良く出る数学 標準編」も同じような使い方が可能です。

ちょっとずるい手になりますが、最初のうちは問題文を読んで解法を想像したら解答解説を見てみる、という手法もこのタイプの子には効果的です。結局、最後はどれだけの解法に触れたことがあるか、の勝負になる側面はありますので、「問題集を読む」という作業には非常に適しています。

都立独自校など、高めのレベルが要求されている子の場合は

こちらや

こちらもお勧めです。

3時間が足りない 最後まで解き切らない
このタイプの子も結構います。一見1の計算力型に見えますが、解法を見ていると、一度立てた方針に固執して問題の全体構造が見えないまま延々と計算を繰り返すタイプに多いです。「正面突撃型」などと私は呼んでいます。一問解けないと先に進めない、というタイプのお子さんもここに当てはまるでしょう。

このタイプの子は、数学の考え方、本質が今一つ捉えきれていない場合が多いです。数学的な思考、論理力と呼ばれるような力が不足しています。問題の全体構造を俯瞰することが苦手、という意味ではタイプ2に共通する部分も持っています。

逆にこのタイプの子は粘り強さや計算力はある場合が多いですので、若干観念的な対策をとる必要があります。
例えば

のような、数学の本質論から考え方を示すような参考書が良いかもしれません。
また、直観を養うという意味では

このシリーズも良いかもしれません。ただし、「あの出版社」のものですので問題には超難問が多いです。
都立独自校でも若干オーバースペックかもしれません。

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