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わからないときは・・・

ウィキペディア(通称wiki)、ご存知の方も多いと思いますが。
インターネット上で皆が寄ってたかって編集していく辞典、というコンセプトのHPです。
私の場合、知らないこと、判らないことがあると止まっていられない性分でして
このwikiを知ってからは「とりあえず検索」してみるようにしています。

例えば大河ドラマを見ていて、「この後どうなるの?」と聞かれたり
さらし粉の化学式や硫酸銅の粉末の色だの
六大学で一番古い大学はどこだ?などなど
たわいもないものが多いのですが

ジャンルも多岐にわたっているので、大抵の事柄なら調べられますし
当然ハイパーテキストですから(この言い方もう古いのかな)リンクをたどってたどって
気がついたら全然違うところを読んでいたりします。
上杉謙信について調べていたはずなのにいつの間にか数学のページにいたり、なんてことは日常茶飯事です。

この年齢になっても、知らないことは多数あるものだなあとか思いながら読んでいます。

自分がこうだから、という訳でもないのですが「わからない」事に対する姿勢というのは
勉強を進めていくにあたって結構重要な資質ではないかと思います。
わからないからすぐ人に聞く、よりも
調べたり考えたりしながら自力で何かを見つけ出そうとするほうが、はるかに
後々自分の知識として役立つと思う訳です。

小さいお子さんはよく「どうして?」と何度も聞き返して来ます。
そういう時に、すぐ正解を教えるのではなく
「どうしてだろうね?」と一緒に考えてあげたり
本が読める年齢であれば「調べてごらん」と辞典や辞書を引かせたり。
こういう習慣が将来結構大きな差を生むと思うのです。

とはいっても、うちの高校生の娘は私を「歩く解答冊子」だと思っている節がある
(正解が知りたいときそれだけ質問してくる)ので人のことはとやかくいえないのですが(笑)

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節電と勉強時間

暑い日が続いています。世の中は節電が声高に叫ばれ、各ご家庭でも様々な対策をなさっていることと思います。

受験生を抱えるご家庭の場合、そういった風潮とお子さんの健康管理の両面から考えなければならないので、大変だと思います。

暑いとどうしても集中力が落ちますので、空調はつけてあげたいところです。しかし、長時間冷房を効かせた部屋で勉強を続けていると、今度は頭痛や微熱などいわゆる「クーラー病」的なものが出てくることもあります。
普段は活動的なお子さんが、夏になると部屋でじっと勉強する時間がどうしても増えてしまうので、こうした点に対しての意識と対策は必要かと思います。

ご自宅で勉強される場合、出来るだけ早起きを心がけて、涼しい午前中に勉強したほうが良い、というのは一般に言われている通りです。さらに付け加えるなら、その時間帯は数学や理科など、思考力を要する科目に向いている時間帯でもあります。
逆に午後や夕飯前後の時間帯は英語や社会、特に暗記系は就寝直前が良いといわれています。

一日中勉強しているとお子さんも気持ちが煮詰まりますし、ずっとクーラーにあたりっぱなしでも健康面で非常に良くないですので、早朝から午前中と夕刻以降を基本的な勉強時間にあてて、日中は自由時間にあてるというような工夫が良いでしょう。
といってもありきたりですが、例えば早起きできなかったら午後の自由時間無しの約束にするなど、あれこれと工夫してお子さんを誘導してあげてください。

ちなみに夏期講習など塾で長時間過ごすことになるお子さんの場合、外気温と室内との温度差で偏頭痛などを起こす場合があります。特に女の子は身体を冷やしすぎないよう薄手の羽織り物を持たせる、帰宅直後はまず水分を取らせるなど対策が必要です。発汗が見た目より多くなる時期ですので、帰宅直後はスポーツドリンクを飲ませてあげると、水分補給と同時にミネラルバランスの崩れ(頭痛の原因となる場合があるそうです)も防げるようです。

途中式省略のススメ

勉強するときに、「基本」として叩きこまれる事がいくつかあります。

そのうちの一つが「計算は丁寧に途中式を省略せずに解く」というもの。
特に計算ミスを頻発する子供には、自分も同じことを言います。

ですが、そう言いながらも内心で、
「理解出来たら、この行とこの行は飛ばして(省略して)も良いんだけどね」
と思っていたりします。

教えてしばらくたって、その生徒が「心のささやき」の通りに
上手に途中式を省略していたりすると、非常に嬉しくなったりします。
「ああ、この子は理解出来たんだな」ということです。

決して、初めから省略して書きなさいという事ではありません。
数式の基本計算一つにしても、着実に理解するためには、基本に忠実に解くことは必要です。

しかし、例えば方程式なら、仕組みややり方を理解し、ある程度やり方に習熟したならば
「自分にとって必要な式」以外は省略しても一向に構わないのです。

これが、建築や実験過程だったりすると、省略はすぐ破綻につながるのですが
数学の場合、「唯一の正解」を求めるという目的に合致している限り
省略が破綻につながる事はありません。

これは、学校の試験レベルの問題ではなく模試や入試の問題において、かなり威力を発揮します。
入試の大問の場合、解法は単純な計算問題ではなく、
いくつもの数式と計算の積み重ねの上に正解が導かれる場合がほとんどです。
そうした問題の全体構造を把握しながら解いていくためには
一つ一つの計算に時間や集中力をとられるわけにはいきません。

多くの高校受験生は、ある程度数学が得意な子なら、
単純な連立方程式くらいは暗算で解いてしまいます。
大学受験生で、理系なら三角方程式やたすき掛け因数分解、数Ⅱの微分ぐらいは暗算が必須でしょうか。
その分、問題の全体構造に視点を置いたまま次のステップに進めるわけです。

誰もそうしたことは表立っては推奨しませんが、数学を得意教科にするためには
数式を「上手に省略すること」はむしろ必須と言っていい能力なのです。
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